居抜き物件!重飲食と軽飲食その違いとは?
- 2017/6/21
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- 居抜き物件, 軽飲食, 重飲食
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飲食店を開業しようと検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そういった方が、居抜き物件などを探しているという場合、重飲食が可能な物件、あるいは軽飲食が可能な物件…という風に、あらかじめ、オープンできるお店の業種が制限されている物件を見かけることも多いと思います。これらには、どのような違いがあるのでしょうか。
重飲食と軽飲食というのは、良く引き合いとして出されるものであり、これらはそれぞれ違います。
軽飲食と重飲食をわかりやすくイメージすると
まず、軽飲食というのは、主にカフェや、喫茶店などをイメージして貰えるとわかりやすいと言えるでしょう。
主に、カフェや、喫茶店などの業態を指してあり、軽食類をだしているお店と業態が制限されています。
これは、調理をする際に、臭い、煙がでにくい場合の物件であり、さらに、簡単な調理器具、給水・排水システムがあり、排気設備があれば、運営することが出来るという業種となっています。
※参考:重飲食とは
これに対して、重飲食とは、煙や臭いが大量に出るという場合などのレストランなどのお店を開く場合にこの物件が必要です。
大掛かりな排気排煙設備が必要であるという場合の、飲食業種ということになりますので、たとえば中華料理のレストランや、居酒屋、そして焼き肉などのお店が挙げられます。
これらのお店である場合には、煙が良く出る上、油や火を使うことになります。このため、飲食業の中でも、排水・排気設備などが、高機能の設備が求められてると言えるでしょう。
※参考:重飲食とは
しかし、これらは大まかな設備の基準であり、しっかりとした厳密な定義があるというわけではありません。
このため、建物の元々のオーナーの方の意向によって、この分類そのものが変わってしまうというケースもあるようです。
たとえば、イタリア料理店の場合には、オーナーの方の意向によって、重飲食と見なされるケースもあれば、軽食なので、軽飲食と見なされるケースもあります。
パスタなどの料理の場合には、煙が出ることはあまりありませんが、水などを多く使うため、高機能の排水設備が必要であるため、重飲食と考えられるケースも多いようです。
一方で、ハンバーガーショップなどの場合、軽食と思われがちですが、実はそうではなく、火や油を大量に使い、煙が出ることが多いため、重飲食と見なされるケースが多いようです。
これらには明確な基準がありませんが、物件のオーナーに必ず確認をしておく必要があると言えるでしょう。
重飲食が不可能となっているケースには、さまざまなケースがあります。まずは周辺のビルや、テナントなどからクレームがよく来るという場合や物件が傷むのを避けたいという場合にオーナーの意向で不可となっていることがあります。この場合、交渉をすることによって、開業をすることが出来るようになるケースもありますが、通常の物件よりも、厳しくチェックされることになりますので、気をつけなければならないと言えるでしょう。
また、元々設備による問題によって、重飲食が不可となっていることも多いです。設備投資をすることによって、オープンすることが出来る可能性もありますが、初期投資が多くかかる上、ビル全体を修繕しなければならなくなってしまうケースもありますので、この場合には、あきらめて別の物件を探しておいた方が賢明であると言えるでしょう。
もしも、初めて飲食店を経営するという場合には、軽食が中心の軽飲食店から始めて見た方が得策であると言えるでしょう。
軽飲食の場合には、多くの居抜き物件などでも開業が可能となっていますし初期投資にかかってしまう費用などをなるべく抑えることが出来ますので、これから飲食店を始めたいという方にも敷居が高いと言えるでしょう。
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