居抜き物件を探す際の上手なコツについて
- 2017/7/2
- 居抜き物件
- コツ, 居抜き, 探し方
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居抜き物件を探す場合、ついいろんなところが気になって、あれもこれもと思ってしまうことが多いのではないでしょうか。
しかし、どんなに立派な居抜き物件を探したくても、資金は限られており、資金を必要とするものは物件以外にもとても多くあります。
全て完璧な居抜きを探すのは上手な物件の探し方ではないといえ、気になる部分については最初に資金をかけるところと、お店が軌道に乗ってきた時にリニューアルする際に資金をかけるところを先に決めてから物件を探すことが、居抜き物件を探す時の上手なコツといえます。
そこで、どこに資金をかけるのか、どこを注意してみておくのかといった、居抜き物件を探す時の上手なコツについて飲食店を例にしてご紹介したいと思います。
・居抜き物件を探す時は給排水設備の整っている物件を探すのが上手なコツ
居抜き物件を探す時には給排水設備の整っている物件を探しましょう。天井や床、トイレなどを含めた給排水の設備です。これの部分が整っていると、かなり低価格にリニューアルができるのです。
給排水設備の中で、特に居抜き探しで軽く見過されがちだといわれるトイレ、そしてドア枠については、きちんと整っている居抜き物件を探すようにしましょう。トイレの有無だけでリニューアルコストは50万円近い差が出るといわれています。そして、ドア枠についても、ドアだけという場合は9万円くらいですむところが、ドア枠から設置するとなると、30~40万円位費用が跳ね上がるといわれているのです。
初期費用を抑えるためにせっかく居抜き物件を探したのに、あまり重要でない部分にむだにお金をかけてしまったというのでは何のために居抜き物件を探したのかということになってしまいます。そのため、まずは給排水関連の設備、トイレやそしてドア枠について物件契約時には見ていきましょう。
・店が軌道に乗ってからリニューアルを考えるものについて
店が軌道に乗ってからリニューアルすべきといわれているのがテーブルや椅子などです。これらはリニューアルの際に、より快適で、お客様が食事を落ち着いてできるようにお金をかけても質の高いものを用意することがおすすめだといわれています。
また、カウンターはそれほどコストはかからないものといわれていますのでリニューアル時にそろえるというのもおすすめといわれます。また、テーブルや椅子も含め、居抜きでリニューアルする時に、従業員の動線を考えてレイアウトすることで、人件費という点も含めて考えた時にもコストを安く抑えることができるとも考えられています。
また、天井や床、壁に使用するタイルやクロスなどについて、完璧にしたいという思いもあるといえますが、こうした部分に高い素材を使うより、居抜きのリニューアルでタイルやクロスはランクの低いもので構わず、飲食店なら、これらのものは新店舗でも居抜きでもいずれ汚れや破損は生じるものといわれています。
居抜きの場合、軌道に乗ってからテーブルや椅子などについては、高いものをリニューアルで用意すればいいのです。
・まとめ
どんなに開店当初から順調な集客が重ねられているお店であっても、最初の設備投資で資金をかけすぎてしまうと毎月のローン返済額は重くなります。完済前に資金力が続かず、店を維持することができなくなってしまうという場合もあります。
新たにお店を開店して営業を行っていくという場合、最初に用意している資金には限りがあります。そのため、全てを同じ比率で重視していくというのではその後の経営リスクにつながるという場合もありますので、時期を見ながら重点的にお金をかけるものを決めておいた上で、リニューアル時の子とも考えた上で居抜き物件を探すポイントを決めて、そのポイントに沿って探していくことがおすすめです。
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